SD オーディオプレーヤー D-snap Audio

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6月の頭に買ったMP3 プレーヤー Panasonic の D-snap Audio「SV-SD100V」。通学に1ヶ月使ってみた感じをまとめてみる。

■ 基本性能
メモリーに SD カードを採用したポータブルオーディオ。別売りの SD カードは、512MB を購入。FM チューナー搭載でラジオ(FM・TV1~3ch)が聴ける。マイクもついていてボイスレコーダーとしても利用可。ラジオの(簡易)録音もできる。イヤホン、ネックストラップ、USB ケーブル、AC アダプタ、乾電池充電器、取り込み用ソフトが付属。(SD カードは別売。しつこいが。)

■ 見た目・外観
外観で選んで買ったのもあり、個人的には◎。正面が正方形の鏡になった立方体。鏡張りの箱と青い箱がくっついた感じ。(青以外も売っている。)鏡の面がディスプレイになっている。有機 EL だった気がする。色は基本的に緑色で、音楽かラジオかなどを示す表示が水色、録音ランプはオレンジ色。直射日光の下だと見にくいというか見えないのは不便。でも、鏡は普通に手鏡になり、ちょっとしたときに便利。大きさは4×4×1.5cm。裁縫なんかに使う小ぶりのメジャーぐらいの大きさ。(この例えわかりにくいか…イメージより小さいと思う。)

ハードディスク非搭載だと、iPod shuffle とか SONY のネットワークウォークマンのようなスティック型が多いので、正方形という形は他にはない感じ。SD カードが入るバランスのいい形ということで、正方形になったのかもしれない。(そのせいで、使い勝手が犠牲になってると思えるが…後述)



■ 音楽取り込み
音楽の取り込みは USB ケーブル接続のほか、SD カードを PC や対応のコンポ(まだ1機種?)に直接挿しても OK。でも、USB ケーブルでつなぐ人がほとんどじゃないかと思う。ケーブルを PC につなぐと USB メモリー(外部記憶デバイス)として認識される。そこに音楽ファイルをコピー&ペーストしても再生してくれなくて、付属の専用ソフト「SD-Jukebox」を起動して取り込みの操作をしないといけない。

このソフトで取り込んだファイルは、暗号化なり何なりされているので、SD カードの中を探検してデータを見つけたとしても何のメリットもない。実際、そのデータをもとに別の PC にコピーしたり、別の SD カードに移したりできない。(データコピーができないだけで、ソフトをインストールして USB でつなげば再生はできる。)著作権保護対策から来る制約は、どの MP3 プレーヤーでも同じなのかもしれないが、これまでの音楽環境(使っていた再生ソフト)をごそっと変えさせられるのは面倒。携帯オーディオに取り込む形式のスタンダードを誰かに提案してもらいたい感じ。(時期 Windows OS とかに組み込まないかな?コピー&ペーストで違法コピー防止の加工をして取り込むような機能を。)

付属ソフトの基本機能はシンプル。使い方がわからないということは少ないと思う。その分、大した応用機能はない。オリジナル機能といえば「ミュージックソムリエ」。各曲の「印象」を分析して、Hard-Soft 軸と Active-Quiet 軸の平面に分類し、その印象で選曲して再生できたりする。すごい技術だが、使う機会はそうはない。そういえば、ソフトをアップデートしないと取り込めないファイルがいくつかあった。どのあたりが問題なのかよくわからないけど、最初に設定を試行錯誤しないといけないかもしれない。

■ 操作性
正直、操作はしにくい。ボタンの場所的にもボタンの素材的も押しにくい。ボタンは、鏡になった正面から見て両脇の面に並んでいるけど、電源スイッチとモードボタン以外のボタンがすべて青い部分にある。その青い部分は柔らかい素材で、はっきりとボタンにはなっていない。そのため、見た目はすっきりしているけどしっかり押さないと反応しない。再生とかスキップボタンを押そうとすると、反対側の音量ボタンを同時に押してしまうこともある。

実際に使ってみないとわからないかもしれないが、どんな製品でも機械の脇にあるボタンは押しにくいと思う。特にこれは、ボタン自体の押しにくさが加わって、使い勝手はかなり悪い印象。ディスプレイを見ながら操作したいのに、しっかり押すにはボタンの面を上に向けないと押しにくい(画面が90度傾く)のもよくない。それとも、ケータイのように握ってボタンを押せということなのだろうか…それに慣れられれば、そんなに使いにくいこともないのかもしれないが…。

操作画面の構成はシンプル。モードボタン1回押しで、オーディオ、チューナー、ボイス録音、ボイス再生が選べ、2回押しで今選んでいるモードの細かいメニューが出る。再生ボタンが「決定」、早送り・巻き戻しが「前」「次」だというのに慣れればいいだけのはずだが、ボタンの押しにくさのためあまりいい感じに思えない。オーディオ再生中は、アルバム名、曲名、アーティスト名などが表示できる。(何を表示するかは設定で変えられる。)

■ 持ち運び方
MD・CD プレーヤーよりはるかに小さいが、リモコンよりも大きいメモリー型の MP3 プレーヤー。どこに入れて聴くのかちょっと悩む。この製品には、ネックストラップがついているので首からぶら下げるのがいいのだろうが、デザインがキラキラしてて女の人向け。(黒とか紺とかのシンプルなやつ求む!)そんなわけで、ズボンのポケットに本体を入れて、電車で座っているときはひざの上に置いて、という感じに使っている。カバンに入れる必要がないので、カバンと体が分離できるのはいい感じ。

■ 音質
音質は PC 取り込み時の音質に依存という感じかと。音質設定がいくつか選べて、サンプリング時にカットされた高音域を再現する「リ.マスター」設定にすると悪い感じはしない。というより、これにしないと音が薄っぺらく聞こえるのが多い。他に「P.SRD1」「P.SRD2」というスピーカーで聴くような音響にするというのもあるけど、あんまりよくない。イコライザー設定はちゃんとある。

■ FM チューナー
SV-SD100V (上位モデル)の一番の特徴はラジオが聴けること。FM チューナーのみ搭載で、FM と TV の 1~3ch が受信できる。あんまり他と比較しようが無いけれど、カーステレオや据え置きの製品に比べると感度は悪い。オートプリセット機能もあるけど、受信環境が相当良いところじゃないと使えない。とは言え、この大きさの他の製品とどれくらい差があるのかというと、別にないという感じかもしれない。屋外で十分聴けるなら混雑した電車の中でも大丈夫。あと TV の NHK ニュースが聞けるのは、便利かもしれない。

■ ボイスレコーダー
上位モデルには、ラジオに加えてボイスレコーダー機能もついている。ちゃんと使ったことがないけど、本体が揺れたときの「カタ」っという小さな音、手で持ってボタン操作をしたり、持ち替えたりするときの雑音が目立つ気も。机において会議を録音なら問題はないと思う。あくまでもボイスレコーダー。オーディオ機器だけど、ライブの音を録音、とかには耐えないと思う。付属ソフトを使って PC で聞けるのは便利かも。

■ 電池・充電
電池は付属の充電電池。ポータブルオーディオによくあるガム型を半分の長さにしたようなもの。これで再生時間14時間30分、ラジオだと7時間30分。このへんは、SONY のウォークマン技術(メモリー型だと、3分充電3時間再生、フル充電で連続50時間再生)には到底かなわない。

充電は、付属の AC アダプタ以外に、USB 接続時の自動充電、乾電池チャージャー(単4電池2本)がある。フル充電時間は3時間30分。USB でつないでいると勝手に充電するが、自動的に起動する(PC の相手を勝手にする)ので、フル充電はできない。とは言え、この機能のおかげで充電が面倒とか電池が持たないとか思う機会は普通はないと思う。USB でつなぐと長い目で見ると、電池の寿命に影響がありそうだが。

■ 値段
値段ははっきり言って高い。理由は、SD カードがないと使えないのに別売りだから。本体はヨドバシで16,500円(10%還元・税込)。SD カードは、512MB で5,000円(安物)~8,000円(高速読み書き)から、1GB で 15,000円ぐらい。SONY の最新のだと 512MB が19,800円、1GB が24,800円(ソニースタイル)なので、目安として5,000円近く割高。SD カードにするメリットを思いつかなければ、やめといたほうがいいかと。

■ まとめ
SONY 製品は避けたいのと、ラジオ付きが欲しいというところから探し始め、デザインで選んだこの製品。普通の人にはおすすめしない。高いのと使いにくいのが目立ってしまう。もともと、SD カード対応のコンポと連動させるという発想から作られたものなので、コンポを持っていない人が使うのに無理があるのかもしれないが。
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by sy_tram | 2005-07-02 15:09 | 音楽・おもしろ
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